2018/04/04 08:09
La Plantation のオンラインショップ へようこそ。
La Plantation (ラプランテーション) はカンボジア南部の
カンポットという山と海に囲まれた小さな町にある胡椒農園です。
”世界一美味しい胡椒”と呼ばれる「カンポットペッパー」を
栽培・生産しています。
≪PHOTO: ラプランテーション農園は山と湖に囲まれ、その先には海がみえる≫
カンポットペッパーは、
カンポットとケップの2地域でのみ栽培される固有種で、
「カンポットペッパー協会」によって認定された農家・農園が
その地域に100年以上も伝わる「伝統農法」を忠実に守って栽培し、
厳しく定められた生産基準に準拠していると "認定" された胡椒のみが
名乗ることができます。
カンポット地方は胡椒の産地ですが、カンポットペッパーと呼ばれる
最高品質の胡椒は ほんの一握りしかありません。
≪PHOTO: カンポットペッパーのロゴ≫
EU(ヨーロッパ連合)による「PGI (地理的表示保護)」という制度で
守られています。簡単にいえば、「その土地固有の理由によりその品質や
美味しさが保たれている」と、地域性が認められたことになります。
例えば、シャンパーニュ地方でつくられる微発泡ワインのみが
「シャンパン」と名乗ることができるのと同様です。
その地域性を守るために、カンポットペッパー栽培には様々な厳しい
基準が設けられており、それによって品質が保たれています。
≪PHOTO: EUで認証された PGIのロゴ≫
カンポットペッパーの詳細は、以下をお読みください。
≪PHOTO: 化学肥料を使わない「伝統的な堆肥」を手作業でおいていく≫
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ラプランテーション農園は、フランス人とベルギー人の夫妻が
カンポットの美しく手つかずの自然に心を奪われ、
その地に住むことを決めたことから始まります。
夫婦はカンポットが美味しい胡椒の産地であることを知り、
カンボジアの内戦で消滅寸前だった胡椒産業を復活させようと農地を開拓。
カンポットペッパー協会の主要メンバーとしてカンポットペッパーの
品質維持や振興に人生を捧げています。
ラプランテーションの50ha 以上の農地は、
ンポット州で最大規模を誇ります。
小さな家族経営からはじまった農園は、いまや
カンポットペッパーや、自然栽培のスパイスやハーブをとりあつかう、
カンボジア代表する世界的なスパイスメーカーに成長しました。
≪PHOTO: ラプランテーションでは、カンポットペッパーをはじめ、さまざまなスパイスをオーガニック栽培している≫
ラプランテーション商品のヨーロッパでの人気は高く、
他にもアメリカやカナダ、ロシア、東南アジアにも
たくさんのファンを持ちます。
≪PHOTO: 天日乾燥させた白胡椒を選別している。農園ではすべての工程が手作業で進められる≫
農園では毎日、無料のエコツアーを行い、
世界各国から訪れる人たちに農園内を案内して胡椒の魅力や
カンポットペッパーの美味しさを伝えています。
≪PHOTO: 胡椒はツル性の植物で、丸い果実が房状にできる≫
トリップアドバイザーでは、1400件以上のレビューとともに
カンポットの観光地 第1位にあげられています。
≪PHOTO: トリップアドバイザーでは、カンポット観光の第1位。1400件以上のコメントがついている≫
ラプランテーションには、旅行者だけでなく
カンボアジア国内外の著名なシェフや
世界各国のミシュランシェフが数多く訪れ
オーナー夫妻との親交を深めています。
≪PHOTO: カンボジアのマスターシェフ Mr. Luu Meng、Mr. Richard Gillet (Thalias)、二つ星シェフのBenoît Vidal、レストラン Topaz, Malis, Khemaのシェフ、シンガポールの料理学校のチーム≫
≪PHOTO: ミシュランシェフのMr. Philippe Girardon、Mr. Alain Darc (Topaz)、Mr. Richard Gillet (Thalias) ≫
≪PHOTO: カンボジアのマスターシェフ Mr. Luu Mengと、カンボジアシェフ協会のメンバーシェフに農園の説明≫
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ラプランテーションは慈善活動を積極的に行っています。
近隣の子どもたちの学校・教育を支援。
毎年、自転車やノート、筆記用具をプレゼントしたり、
中学進学の学費援助、農園に子どもたち専用のスペースを作り
専門スタッフが子どもと一緒に絵をかいたり、遊んだりする
アクティビティを毎週行っています。
≪PHOTO: 子どもたちの教育支援は、カンポットに移り住んだときから積極的に行っています≫
≪PHOTO: 胡椒を入れる袋に入って競争。農園にはいつも子どもの笑い声が響いている≫
また、ラプランテーションではカンボジアでは数少ない
フェアトレード認証を受けた農園でもあります。
農園には、常勤スタッフが150名以上、
1月~5月の胡椒収穫期には250名体制になります。
地域経済の振興にも大きく貢献しています。
≪PHOTO: ラプランテーション農園で働く人はみんな笑顔≫
ラプランテーション農園では、カンポットペッパーの他にも
様々なフルーツや、スパイス、ハーブ、唐辛子類を育てています。
オーナー夫妻が欧米人ということもあり、体によいもの、
自然由来のもの、オーガニックであることにも熱心です。
≪PHOTO: 左には胡椒畑が広がる。農園のカフェの前にはハーブや果物も植えられている≫
ラプランテーションのカンポットペッパーは、
カンポットペッパー協会による厳しい品質管理に加え、
フランスの有機認定機関であるエコサート(Ecocert)の有機認証を
2種類【カンポットペッパー認定、および農園独自】受けています。
そのほかにも、EU有機、AB(フランス)、USDA(アメリカ)、
カンボジア有機、さらに、2020年には JASオーガニックも取得しました。
このような農園は、カンボジアでも数えるほどしかありません。
≪PHOTO: 2020年にJASオーガニックを取得。現在は一部の商品に印字されています≫
≪PHOTO: ラプランテーション農園では 2万本以上の胡椒の木が栽培されている≫
カンポットペッパーには、ラベルの内容にも厳格な規定があります。
認証番号の記載や、決められたロゴの表示が定められています。
また、カンポットペッパーはトレーサビリティ制度を取り入れています。
どの農園でいつとれた胡椒なのか、すべて商品上で番号管理されています。
ここまで厳格に生産されているからこそ、カンポットの豊かな自然の恵みを
ひとつぶに凝縮した、香り高く美味しい胡椒ができるのです。
≪PHOTO: 収穫された胡椒は収穫のカゴごとに番号がつけられ、商品になるまでトレース管理されている≫
残念ながら日本国内のカンポットペッパー商品には、必要な表示が
されていないものが多くみられます。
「KAMPOT PEPPER」と「Ecocert」マーク のみがついている商品は
正式表記と異なる可能性がありますのでご注意ください。
(協会によって厳しい取締りがされています)
ラプランテーションの商品を手にした際には、ぜひロゴや表記を
ご確認ください。本物のカンポットペッパーの証です。
日本のプレミアムを紹介する雑誌「Japan Brand Collection」にも
製法にこだわった厳選調味料としてご紹介いただきました。
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カンポットペッパーを使うと、
その芳醇な香りと奥深い辛味で いつもの料理ワンランクアップします。
「胡椒ってこんなに美味しかったんだ」
「胡椒でこんなに変わるんだ」
この驚きをきっかけに、胡椒の魅力に触れていただけたら嬉しいです。
お料理の幅は無限大です!
胡椒の歴史をひもとけば、、、
紀元前4世紀には本に書かれ、古代ローマでは同重量の金と交換された。
大航海時代には胡椒を求めて人々は危険な海を渡った。
これほど胡椒が貴重で好まれたのには理由があります。
そんな胡椒の魅力も紹介していけたらと思います。
La Plantation Japan